肌の酸化とは？

金属でいう酸化とは、いわゆるサビのこと。
空気に触れている状態で放置したら、サビは変色しますよね。

肌でも同じ状態が起こる、それが酸化です。
食品にも「酸化する」という表現がありますが、肌の酸化と食品の酸化はどう違うのか？
こんな質問がありました。
質問► 食品の酸敗・酸化とは？

酸化食品は、また肌の酸化とはまった区違うものだったのですね。
肌の酸化といえば「老化」の一種ですから、食品とは一切関係がないようです。

肌をはじめとして、体がサビることを酸化反応といいます。
酸化反応は、酵素が変化した活性酵素が引き起こすもの。
活性酵素が発生すると、生命活動の主役となるたんぱく質やDNAを破壊して、働きを低下させます。

活性酵素は、老化の原因です。
でも、私たちは日々エネルギーを作るだけで、活性酵素を発生させています。

歳を重ねるたびに抗酸化酵素などの働きが低下して、体は酸化しやすくなります。
体にサビが蓄積していくと、かく臓器機能が悪くなり病気の原因ともなりえます。

肌が酸化するとどうなるのか？

肌がサビるとどうなるのか？
気になりますよね。

肌は紫外線を受けると、大量の活性酵素を発生させます。
だからこそ、顔などの露出している肌はサビやすいといえます。

活性酵素によって攻撃を受けた細胞は、コラーゲン生成能力が低くなります。
活性酵素はしわを作る原因だと言われています。

また、活性酵素はメラノサイトを攻撃してメラニン生成量を増やします。
シミやそばかすの原因ともなるわけです。

若々しい肌は、抗酸化酵素が働くので肌がサビるのを防ぎます。
でも、紫外線をよく浴びたり年齢を重ねたりすると、サビを防ぐ力が減少します。
つまりは、サビやすい肌になるというのは仕方がない現象といえるかもしれません。

肌のサビを防ぐ食べ物がある！

実は、肌のサビを防ぐ食べ物があるのです！
トマトやにんじん、カボチャなどはベータカロチンという抗酸化物質を含んでいます。
抗酸化物質は上記したように、肌のサビを防いでくれるので、これらの食べ物を摂取すれば、少なくなった抗酸化物質を蓄えることができるのです。

また、ビタミンは活性酵素を減らすといわれており、ビタミンCを多くふくむ、レモンや小松菜、ピーマンなどもおすすめできます。
ビタミンEを多くふくんでいるピーナッツやアーモンド、ごまも良いでしょう。
さらに健康食品としてある卵油もおすすめです。（※卵油について知りたい方はこちらをご覧ください➤ 卵油にはどんな効果・効能がありますか？｜FAQ｜【ちえの輪卵油】
）
ビタミン類は体で作ることができませんから、食べ物から補う必要があります。
日ごろからこのような食べ物を摂取すれば、肌のサビを防ぐことができるかもしれませんので、ぜひ積極的に食べるようにしてください。