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炭酸浴で美肌をゲットしよう

ヨーロッパの温泉ではおなじみの「炭酸泉」

日本で「炭酸浴」といった言葉が登場してからすでに10年以上が経過していますが、それでも一般的な温泉やスパに比べてやや認知度は低いようです。

というのももともと「炭酸浴」という方法はヨーロッパ地域で行われてきた健康法であり、現地にある天然炭酸泉に入るということが日本における「温泉」と同様に扱われてきました。

日本にも天然炭酸泉はあることはあるのですが数自体が少なく、他の硫黄系温泉に比べて健康効果はあまり注目されてきませんでした。

ヨーロッパにおける炭酸泉は古代のころから広く使用をされており、中でもドイツの「バートナウハイム」という場所は名所としてドイツ皇帝ウィルヘルム二世やロシア皇帝ニコライなど権力者も多く利用した記録があります。

日本においては大分県の「長湯温泉」が有名ですが、ヨーロッパ地域のものと比較して炭酸量そのものは決して多くありません。

そのため日本における炭酸浴はほとんどが人口炭酸泉によるもので、入浴施設や病院、スパといったところにあるものを利用することになります。

炭酸泉に入った時に起こること

炭酸温泉の中に体を入れるとまず体の表面にたくさんの細かい気泡がついてきます。

これは炭酸ガスが体に接触することですこしずつ皮膚に吸収されることによって起こる現象で、そこから毛細血管に入り込んだ二酸化炭素が血管を拡張してくれます。

開いた毛細血管は血圧を全体的に下げるとともに、血流内にあった老廃物を素早く外に出すための働きを活発化します。

炭酸泉はあまり高温ではなくどちらかというとぬるめに感じるお湯になっているのですが、少し長く入っていると顔が真っ赤になり非常に「暑い」と感じるようになります。

ですのであまり長く浸かっているのではなく数十分ごとに上がって体を冷まさないとのぼせてしまう危険もあります。

炭酸泉の健康効果としては、デトックス作用のほかに胃腸の働きを活発化してくれことがあるので、普段から便秘がちな人が継続的に入ることにより体調全体を改善することができます。

また利尿作用にも優れているのでむくみや冷えを感じているという人にとっても体質改善に役立ちます。