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産後ママ向けのスキンケア

女性の一生におけるホルモン分泌量の変化

女性の体調を左右するのは女性ホルモンの分泌量にほかなりません。

性分化がされていない10歳くらいまでは男性と女性の体に大きな変化はないのですが、その後12歳くらいまでの間に性分化が進み思春期に入るころには急激に性ホルモンが体内で分泌されるようになります。

最も多くの女性ホルモンが分泌されるようになるのはだいたい10代終わりごろから30歳くらいまでで、それから40~50代までにかけて徐々に分泌量が減少していきます。

急激に分泌量が衰えるのは閉経を直前にした50歳前後で、そのころには更年期障害のように体調が急激に変化する不調症状を覚えます。

しかしこれはあくまでも出産を経験しない場合の一般的な流れであり、妊娠可能な時期に受精が起こると急激に女性ホルモンの分泌量が増え、そして出産が終わったと同時に突然の落ち込みが起こります。

女性ホルモンは何事もない場合であっても28日を周期に時期により気分や体調に大きな変化を起こします。

それが突然約1年のというスパンで増えたり減ったりするので、体の内部だけでなく心理面にも大きな影響が出てしまうことになります。

ホルモン分泌量が平均的に高く、体力の回復も早い20代くらいならまだしも、35歳くらいからの高齢出産になるともともとの分泌量も減少傾向にある中、さらに大きな落ち込みが起こるのでその落差は深刻です。

わかりやすい変化としては、出産前と後とで肌質が変わってしまうことにより以前から使用していた美容液や化粧品がうまくのらなくなってしまったり、肌全体がたるみやくすみを起こしてしまったりします。

産後に急激に肌質が低下してしまうもう一つの理由

出産直後というのは大量に出血をしたあとということもあり、ホルモン分泌量だけでなく体力が全体的にないため疲れやすく病気になりやすい免疫の低い状態になってしまいます。

昔は産後の肥立ちの悪さが原因で亡くなった女性も多かったくらいですから、回復期に無理をしてしまうことは厳禁です。

ですがいくら産後の体調管理に気を使っていたとしても、その後にやってくる子育てのためどうしても体に無理をかけなければならないこともあります。

生まれて数か月のころの赤ん坊というのは昼夜関係なく夜泣きをしますし、慣れない授乳やおむつ替えなどにより神経をすり減らす場面もあります。

また子育て中というのは何かと孤独感を感じやすいものでありそのストレスも妊娠前とは全く異なるものです。

産後間もない時期に肌質を大きく低下させてしまう理由となっているのがこの産後の体力が低い時期にしてしまう無理やストレスで、「自分よりも子供が優先」の生活をしているうちに気が付けば肌も髪の毛もぼろぼろなんていうこともあります。

もちろん子供を育てることは大切ですが、だからといって産後の自分をないがしろにしてよいわけではありません。

産後のスキンケアではまず短時間で効果的にできる手段をとっていくということと、体に無理をかけないように食事や睡眠もしっかりとっていくようにするということを忘れないようにしましょう。

オールインワン式の美容液が便利です

30代からの化粧品として販売されている製品を比べてみると、化粧品と乳液、クリームといったものを別々にせず一体的に使用することができるものが多いことに気がつきます。

これは一つ一つの効果を高めるためだけのものではなく、忙しくてなかなか自分のために時間をかけることができないという女性のためを思って開発されたものなのです。

子供が一人でもできてしまうと一気に室内が乱雑になってしまい物の置き場所に困るようになるということも多くの人が経験しているところと思いますが、そんなときに3つの美容製品が1本で解決してくれるようになってくれれば非常に便利です。

時間がない日であっても洗顔と美容液をきちんとつけるようにしていくことを心がけるだけでも、長期的には大きな差になってきます。